筋長について― 筋肉を強い・弱いだけで考えると、結果には遠回り。
こんにちは!
札幌で、骨格ボディメイクトトレーナーとして活動しているmiyakoです。
現場でお客様と話していて、よく聞くのが
『良い姿勢って辛いのよね』という言葉。
良い姿勢とは何か、はこちらの記事をチェック↓↓↓
http://385style.blog37.fc2.com/blog-entry-221.html
サロンでは、良い姿勢をお客様と一緒に確認するのですが、最初のうちはその姿勢が苦痛でならないようです。
『本当にこの姿勢になれるのですか?』と不安そうに聞かれることもしばしば。
そういう方もトレーニングを進めると、逆に崩れた姿勢が苦痛になります。
なぜ、良い姿勢は辛いのでしょうか?
それは骨格を支える筋肉が、長くなったり、短くなったりして、今の姿勢で形状記憶されている状態だからです。
骨格についている筋肉は、その人の普段の身体の状態に応じて
その長さを変える性質があります。
筋肉の中には筋節というものがあり、筋節を増やしたり減らしたりしながら
その人の普段の姿勢に適応するようになっているのです。
筋肉を「長さ」という観点で考えると、このような姿勢の方は、
腹側が短くなっていて、背側が長くなっている状態です。
この状態の方が、良い姿勢を取ろうとすると、下の図のように
短い腹側の筋肉が伸ばされて、長い背側の筋肉が縮むことになります。
これがその人にとって不自然で、苦痛でならないのです。
では、こういう方は筋肉が弱いからそうなっているのでしょうか?
単純に筋肉を強化したら解決するわけではありません。
筋肉を調整するときには、筋肉の長さ=筋長、のほかに
・筋肉の弾力性 (筋組織が柔らかいか、硬いか)
・筋出力 (その筋肉が、脳と連携して使えるようになっているかどうか)
・筋力 (身体を支えられるだけの筋肉のパワーがあるか)
などの要素から考えて身体を見ていきます。
ですので、「筋肉が弱いから」という説明で身体を全て片づけてしまうことはできないのです。
姿勢改善、体型変化には、筋肉の長さも考慮して整えるのが有効であり、必須です。
『トレーニングしていたら 何となく姿勢も体型もよくなった』ではなく、
骨格筋を整えるためのポイントをしっかり押さえて、確実に狙った変化を起こしていきます。
サロンでも筋長を変化させる簡単なワークを日常生活で取り組んで頂いたお客様は、1週間からみるみる変化が起きてきています。
O脚が治ってきて、『脚の形って変わるんですね!』と驚かれている方、ウエストがくびれてきて、スカートのサイズがダウンした方も!
今回は、筋肉の長さについて書いてみました。筋長を整えて キレイな体型、良い姿勢を形状記憶させちゃいましょう!
miyako.