骨格ラインから美しく 機能的な身体をつくる 骨格トレーナー岩﨑美也子 lifelog

骨格からカラダを変える【 骨格トレーニング 】を、実店舗とオンラインにて提供しております。身体を根本改善したい方を全力サポート ◆実店舗【re Flame style】(札幌市 地下鉄 中島公園駅) パーソナル、グループトレーニング ◆オンラインサロン『Style』月額3,500円 少人数制オンラインレッスン /トレーナー歴15年 / rfca認定マスタースペシャリスト / 専門家向けセミナー講師

ピラティスをやっているのに 腰痛をくり返すお客様が不思議でしょうがなかった。

なんておこがましいタイトルだろう、

と思いながら書いていきたいと思います。

 

ピラティスインストラクターから、

パーソナルトレーナーへと

進むきっかけになった出来事。

 

駆け出しピラティスインストラクター時代に、

ある先生より3か月の代行を任せていただき、

体育館でレッスンをさせて頂いていた時のことです。


そこに通ってくださっているお客様たちが、

腰痛や身体の不具合で休むことが

しばしばありました。

 

そこで私の中にムクムクと湧き上がる疑問・・・

 

ピラティスをやっているのに

なぜ身体を痛めるの??』

 

ヒヨコ時代の私は、

ピラティスをやっていれば身体の状態は良くなるはず、

とその仕組みも解らないのに信じていたのです。

 

 

その当時の私には、

まず根本的な認識の間違いがありました。

 

ピラティスをすること自体が目的の人と

ピラティスは手段で、

目的は身体の状態を改善したい人がいること。

 

頭の中で仕分けができていなかったのです。

 

これはどちらが良い、悪い、

ということはありません。

 

ピラティスをすること自体が目的でも、

好きなピラティスをしているうちに

身体の状態も良くなった、

という副効用が出れば

それはとても良いことです。


むしろ、大好きなことをやっているうちに

全てがうまくいく、という状態になれたら、

頑張るストレスもなく

最良の流れかもしれません。

 

ですが私は、運動を通じて

身体が楽になるという

「結果」を提供したいんだと気づきました。


それは、偶然の副効用ではなく、

その仕組みを理解して

ひとりひとりに対応できるように

なりたかったのです。

 

そこからさらに勉強しました。

勉強がとても楽しく感じました。

勉強すること自体が

目的になりかけるくらい…笑

 

私は根っからの「なぜなに体質」で、

その仕組みを知りたかったのです。

そして現在にいたります。

 

身体の仕組みは無限です。

今現在も面白くて仕方ない、

とても良い仕事に出会えたなと

しみじみ思います。

 

 

 

ちなみに、

ピラティスをやっているのに

腰痛をくり返すお客様の不思議。

当時の私に教えてあげたい…

 

仙腸関節由来の腰痛の場合、

考えられる要因としては―

 

・骨盤の左右差により

仙腸関節周辺の筋バランスが崩れ、

局所負担になっている

(関節の運動軸がずれていて、

関節自体がニュートラルポジションに

なっていない)

⇒アライメント

 

ピラティス呼吸でアプローチしたい

体幹のインナーユニット

ピラティス用語でいうパワーハウス)に

的確な反応が起きていない


(スクープという言葉が指す意味を

お客様自身がハッキリ認識・実践できていない。

インストラクターと共有できていない)

腹横筋、骨盤底筋、横隔膜、多裂筋

⇒呼吸

 

・それぞれの動きの中での

各関節中心軸が保たれていない

そしてそれを統合して

可動域いっぱい動かせていない

⇒ムーブメント

 

ピラティスエクササイズ中以外でも、

 

・普段の生活環境の中で

腰部に自分の今の機能以上の負担がくる

動きがたびたびある

・また、その負荷に対応できるだけの

関節制御力が備わっていない

 

などなどが考えられます。

 

こういうお客様に

人数の多いグループレッスンの中で

どれだけの対応ができるのか難しいところですが、

これらの仕組みがわかっていると、

そこをレッスン内でさっとチェックして

伝えることはできるのではないでしょうか。

 

ピラティスは、

ピラティスのエクササイズを通じて、

身体の動かし方を獲得していくメソッドでもあり、

それがまた楽しいのだけど、

関節制御能力がピラティスエクササイズに

対応できるだけのレベルでないと、

身体を壊してしまうことにもなりかねません。

 

これは全てのスポーツやダンスなど、

身体を動かす時にあてはまることです。

 

運動で身体が壊れる人を作らないように、

今後も楽しみながら

一生勉強していきたいと思います。

 

miyako.