【股関節】股関節の動き方
【今さら基礎解剖学】
今回は、股関節の動きの種類についてのおさらいです
その前に…身体の動きの種類
股関節の前に、身体全体の動きの種類について
さらっとおさらい
いや、この人の顔っ!!
と、思わずツッコミましたが
身体の動きを表すときのルールがありまして
この仁王立ちで、手のひらを前にした状態が
『解剖学的肢位』と言います
いわゆる基本姿勢みたいなもんで、
骨格模型などもすべて
この男の人、3面にバックリ板刺さってると思いますが
この3面で、動きを表します
からだを「前後」に分断する面→ 前額面(ゼンガクメン)
からだを「左右」に分断する面→ 矢状面(シジョウメン)
からだを「上下」に分断する面→ 水平面(スイヘイメン)
例えば、身体を前屈するとき
この動きは、「体幹を矢状面で屈曲している」
と表現します
(厳密にいうと股関節も肩関節も屈曲)
ちなみに、もひとつおさらい
「屈曲(クッキョク)」→矢状面で前方向にいく動き
「伸展(シンテン)」→矢状面で後方に行く動き
「外転(ガイテン)」→前額面で外側にいく動き
「内転(ナイテン)」→前額面で内側にいく動き
「内旋(ナイセン)」→水平面で内側に旋回する動き
「外旋(ガイセン)」→水平面で外側に旋回する動き
(部位によって、言い方が変わったりします)
これ、私も最初こんがらがったのですが
「動き」の名前なので
スタート位置はどこからでもいいわけです
「動き」と「位置」を混同すると頭ごっちゃになるので注意!
しかしですな
これ、一般のお客さんには使わないわけですよ
「もうちょっと矢状面で股関節屈曲してー」
と言っても伝わらない!あたりまえ
じゃあなんで覚える必要ある?と思うと思います
(私も思った)
これ、専門家同士の会話で共通言語なので
講習会など参加したときなんかは全部これです
そして、わかる人との会話では
的確に動きを表現できるので、けっこう便利。
ずーっと一般の人と接してると忘れそうになるけど
覚えておきましょう
股関節の動き方
やっと本題です
股関節の動き方を確認していきたいと思います
この動き方をベースに
「股関節を屈曲するときに作用する筋肉はどれ?」と
考えていきます
股関節の動きは、この図がわかりやすいと思います
そして、このイラストはめちゃくちゃ可愛い♡
骨格で見るとこんな感じですね
実際に、言いながら動かしてみると
動きが頭に入りますので、
ぜひやってみてください^^
これをベースに、
次回は、股関節の可動域、
そして作用筋とおさらいして
それが現場でどうつながっていくか
どう考えていくか
まで、書いて行けたらと思います
最後に、
「美麗な骨格シリーズ」?
今日は、美しくはまり込んでいる股関節のアップです
たまりませんねコレ♡
ではまた次回^^
骨格ラインから美しく機能的な身体をつくる
rfcaマスタートレーナー
岩﨑美也子